本気Renで日々成長

バドミントンのコーチングを通して日常全てが学びであることを伝えています。

海と聞いてもいろいろあるよね

こんにちは、カントクです。

前回お伝えしたように今週は練習がありません。
なので、今日は前に勉強会を開いたときの内容を
おさらいしましょう。


勉強会のときは、練習者(つまり、子どもたち)向けに
どうやったら成長できるか?の話をしました。

今日は逆に、指導者の視点から展開していきますので
よろしくです。


さて、人に何かを伝える時あなたは何を用いますか?

身ぶり手振りですか?
絵を使いますか?
それとも、言葉だけで説明しますか?
文字なんかもありますよね。

ただ、伝えるっていっても方法は一つではなく、
いろいろあります。

そして、人によってどの手段が伝わりやすいか
というのは違いがあるんですね。

で、その手段を大まかに分類すると
次の3種類となります。


体感覚
視覚
聴覚


これだけ聞いても分からないですよね。

体感覚で伝えるというのは、
視覚・聴覚以外の感覚(触覚や嗅覚など)を用いて
伝えるということです。

主に実際に体験してもらうことになりますが、

例えば『海』という情報を伝えたい
ってなったときに、潮のにおいや波のさわり心地を
体感してもらうと伝わるということですね。


では、視覚はというと、

同じように『海』を伝えてみましょう。

これは映像を見せればいいんですね。
絵や写真なんかでもいいかと思います。


最後に聴覚。

『海』を伝える場合、
波の音や水中の音、海に関わるあらゆる音で
伝えてみましょう。


こんな感じで人によってどう伝えたら
よりイメージしやすいのかってのが違います。

逆に言えば、人によってものの捉え方が全然違うってことですね。

これかなり重要なので、もう1回言います。

人によってものの捉え方が違う。

『海』と聞いても
ある人は潮風が体に触れる感覚をイメージするし、
ある人は波の音をイメージします。


じゃあバドミントンに置き換えてみましょう。

サーブを教えたいとします。

まずは、サーブって何かを練習者にイメージしてもらいたいんですね。
体全てがイメージを共有できると滑らかな動きとなります。

体感覚優位であれば、
まずは、コーチと一緒にやるのがいいですね。
頭で覚えるというより、体で覚えるという感じです。

視覚優位であれば、
見本をコーチが見せてあげましょう。
理想のスイングを何度も見せてあげることで
イメージが全身に浸透していくような感じです。

最後に聴覚優位です。
聴覚とサーブってつながらないと思われますよね。

でも聴覚優位の人はスイング音で判断したりします。
つまり、きれいなサーブはこういう音がなるっていうのを教えてあげれば伝わりやすいでしょう。

また、サッとかパッとか擬音で覚えたりします。
だからサッと構えてパッとシャトルを離しスパッと降るみたいな伝え方でもいいでしょう。
言葉にも敏感なので丁寧な言葉で伝えるのも有効だと思います。


ということで今回は指導者目線で伝え方というものを
話しましたが、これは伝え方の一部にすぎないので
絶対にこうだと思ってしまうと指導者も練習者も窮屈になってしまいます。

一番は相手のことを思いやって接するということで、
そこを前提に今回の方法を試してみてはいかがでしょうか?

今週は練習がないので、みなさん自分と向き合ったり相手への接し方を考えてみてください。

それでは、また。
ありがとうございました。